裁ち落としデザインで作成されていませんか?

裁ち落としデザインとは、印刷物の端までデザインや画像を配置する手法のことです。印刷後に断裁する際、白フチが残らないように、仕上がりサイズよりも大きめにデザインを作成するのが特徴です。しかし、新聞印刷は一般的に上下左右に余白11mmを作成しなければいけません。新聞は、オフセット輪転印刷という方式で大量に印刷され、連続してロール紙が印刷・折りたたまれる工程を経ます。そのため、一般的な商業印刷のような「断裁」という工程がなく、用紙の端まで印刷する裁ち落としの概念が適用されません。
新聞紙は薄く、吸水性の高い紙を使用しているため、インクがにじみやすく、微細なズレが発生します。そのため、通常は紙の端ギリギリまで印刷することを避け、一定の余白(マージン)を設けるのが一般的です。上下左右に余白11mmを作成してください。
ただし、新聞印刷.jpで扱うサイズのうち「ミニ(A4)」の場合は、裁ち落としをつくることが可能です。ブランケット判、タブロイド判は裁ち落としを作ることができません。
✕:ブランケット判:裁ち落とし不可
✕:タブロイド判:裁ち落とし不可
◯:ミニ(A4):裁ち落とし可能
用紙サイズと余白の関係は以下をご覧ください。
> 入稿データの作り方