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入稿データの作り方

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新聞印刷.jpへの入稿データの作り方ガイドです。データに不備があると納期の遅れや、思わぬトラブルの原因になります。このページでは、新聞印刷.jpで「印刷適性のあるPDF」について説明します。

新聞印刷.jpでご利用できるPDFとは

1. ドキュメントサイズと印刷可能領域

上下左右に11mm以上の余白

ブランケット判とタブロイド判の新聞印刷では各ページに上下左右に11mm以上の余白が必要です。裁ち落としのデザインはできません。ただしミニ(A4)サイズは裁ち落としが可能です。

以下はブランケット判とタブロイド判の新聞印刷についての説明になります。上下左右の余白を除いた範囲で組版・レイアウトしてください。例外的に4面建ての場合の2・3面、8ページ建ての場合の4・5面は折り目側の余白は無視して2ページぶち抜きのデザインが可能です。

この場合、InDesignで作成するときは、該当ページを見開きで作成してください。Illustratorでは見開きはできませんのでご注意ください。InDesignが利用できない場合は2ページ分の大きさのアートボードを作ってください。入稿後、新聞印刷.jpでPDFを分割します。

> テンプレートデータはこちらをご活用ください

単ページの場合

用紙 ドキュメントサイズ 印刷可能領域
タブロイド判 406×272 384×250
ブランケット判 544×406 522×384

単ページのドキュメントサイズと印刷可能領域

見開きページの場合

用紙 ドキュメントサイズ 印刷可能領域
タブロイド判 406×544 384×522
ブランケット判 544×812 522×790

見開きページのドキュメントサイズと印刷可能領域

サンプルとなるテンプレートデータはこちらからご利用いただけます。

2. カラー面はCMYKでデータを作成してください。

カラー面はCMYKのデータで、モノクロ面はグレースケールで作成してください。RGBや特色で作成されたデータは新聞印刷.jpでの出力時にCMYKに変換いたします。

Microsoft OfficeなどRGBモードしか扱えないソフトウェアで作られたデータは、必ずCMYKに変換することになります。CMYKはRGBより色域が狭いため、変換すると色味が変わりますので、あらかじめご了承ください。

3. 黒のテキストや罫線はK100%で指定してください。

黒色のテキストや細い罫線はK100%で作成してください。画面上はスミ1色でも、CMYK各色が含まれていると版ズレが起こる可能性が高くなります。 IllustratorやInDesignをご使用の方は、分版プレビューを用いCMYKでデータが作成できているか事前に確認しておくと、データチェックがスムーズに完了できます。

4. インキ総量に注意して作成ください

新聞印刷で可能なインキ総量は、印刷タイプによって異なります。

  • ビンテージ印刷:240%以下
  • 高精細印刷、オンデマンド印刷:320%以下

インキ総量の調整は下記のページを参考に作成をお願いします。

> インキ総量は適切な設定になっていますか?

新聞印刷に使用する新聞用紙は、一般的にインキの付き辛い用紙です。コート紙で印刷する場合と同じようにデータを作成すると、「インキ余り」をおこしてしまい、印刷物の裏写りや紙面の汚れを起こしてしまいます。

インキ総量をオーバーしてデータを入稿した場合は再調整をお願いしております。インキ総量を変換できないDTPソフトをご利用の場合は、弊社判断で色調整(インキ総量を減らす)をさせていただくことがございます。この色調整により、若干の色の変化がございます。裏写りや紙面の汚れを防ぎ、印刷物の品質を上げるために行いますのであらかじめご了承ください。

※詳細は下記「新聞印刷初心者ガイド」および「新聞印刷における色再現」をご覧ください。

> 新聞印刷初心者ガイド
> 新聞印刷における色再現

5. PDFデータの作成について

Adobeのアプリケーション(IllustratorやInDesign)をご利用の場合は、PDF/X4の形式で書き出してください。IllustratorやInDesignのCS4以降のバージョンではPDF/X4を書き出すことができます。PDF/X4以外の形式だと透明効果などを使っている場合に、該当箇所に白い細線が格子状に入ってしまうトラブルになることがあります。PDF/X4で書き出せる場合は必ずPDF/X4で書き出してください。

下記のURLを参考にPDFを出力してください。事前に全てのフォントを忘れずにアウトライン化、あるいは埋め込んであることをご確認ください。

> IllustratorからPDFを作成される場合、こちらのPDFをご覧ください。
> InDesignからPDFを作成される場合、こちらのPDFをご覧ください。
> Microsoft OfficePDFを作成される場合

6. その他作成するアプリケーションの諸注意や新聞印刷の基礎知識

> 新聞印刷初心者ガイド
> 新聞印刷における色再現について
> Illustratorで作成する
> InDesignで作成する
> Microsoft Officeで作成する
> トラブル事例

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